日本人は宗教に淡白な民族だと言われている。しかし、正月は神社にお参りをするし、お彼岸にはお寺に行く、結婚式は教会だ。実は日本人は宗教好きな民族なのかもしれない。

この本で言う6大宗教とは
 「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」
 「道教」 「仏教」 「神道」
の六つである。
これが世界の六大宗教であるかどうかは別にして、前半の3つは一神教、後半の3つは多神教として2部に大きく分けて解説している。

宗教を理解することは他民族を理解するためには不可欠であるとされるが、この本を読むことによって日本人についても理解を深めることができたと思う。

特に興味深かった項目をいくつか挙げておく。
 ・亡国のユダヤ人をサバイバルさせた「安息日」の役割
 ・ユダヤ人が迫害され続けた理由の数々
 ・ユダヤ教とキリスト教を対立させた「愛の概念」
 ・イエスの出自をめぐる論争ー神の子か私生児か
 ・日本に来た「イエズス会」が採った征服のための戦術
 ・「コーラン」に記された「最後の審判」と天国・地獄の光景
 ・イスラム教における「七つの大罪」の内容
 ・道教では人間の都合で神様の地位も変化する。
 ・インド人でもなく王族でもない釈尊の「出自」を検証
 ・伝来仏教に対する古代日本人の”反発と受容”
 ・神道の「高天原」とキリスト教の「天国」の相違点
 ・「宮廷神道」を骨抜きにした「国家神道」の罪悪

世界六大宗教101の常識―世界の宗教の教義と歴史が面白いほどよくわかる
4537253207大沢 正道

日本文芸社 2005-09
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