新聞でどんな本かは知っていたが、本屋で一度手にとって見た。しばらく立ち読みをして、それ以上読めなくなり、売り場を後にした。店から出て、しばらく歩き、そのあと本屋に取って返して購入した。

 この本の中に脳性麻痺の方の話が出ている。彼は24時間 寝るときも生命維持装置の酸素ボンベをはずすことはできない。しかし、年に一回2時間だけそれをはずすことに決めている。障害者年金をためたお金で正月か誕生日にソープランドに行くときは邪魔なので外すという。死んでしまうリスクもあるが、彼の言葉は次のようになる。「そのとき は そのとき せい は いきる こんぽん やめるわけ にはいかない」(彼は文字盤を使って会話をする)

「性」自体がタブーともいえるが、「老人の性」にならんで「障害者の性」は大きなタブーになってきた。ないわけがない。存在する。しかし、みんながその存在をわざと無視をする。

 ”いきる こんぽん”について考える機会を得られて良かった。

セックスボランティア
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starノンフィクション好きとして、興味をもって面白く読みました。
starおもしろかった

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